カテゴリー: Review

蛇の目ごしにものを見ている男たち

ある盗賊団の頭が死んだ。残された子分は頭が溜め込んでいたはずの大金を探すが見つからない。とうとう、新しい頭を立てて押し込み働きをするようになった。そこに、鬼の平蔵が待っていた。「俺のやり方は行き過ぎだと上から避難されるだろう。どうお裁きを受けることになるかわからないけど、今の江戸じゃ俺がしないで誰がやれる仕事だ」は名言

アナログレコード通販★ボベスコ、ハイデルベルク室内管 ヴィヴァルディ : 四季 銀文字ブルーラベル

女が蛹から蝶に育つ時間を共有できる幸せ 情熱の薔薇の君、ボベスコの柔らかく美しい魅力をタップリと堪能
ヴァイオリンの妖精が優しい音色で奏でる『四季』は愛の語らいに良い小道具。夜明けのコーヒー二人で飲もうと、あの人が言った・・・・カバーで笑顔のボベスコは変わらない。レコードが奏でる音楽も変わらない。この『四季』は香りならラベンダーかミント、シュガーたっぷりのハーブティ、真っ白な世界がカラフルになる奇跡の時間が流れる。1967年録音、ドイツ盤。銀文字ブルー・ラベル

音楽で平和を祈るダニエル・バレンボイムとウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサート 2014

平和を祈ることに音楽活動のすべてが繋がっている指揮者ダニエル・バレンボイムはコンサートの最初に愛妻の名前のある曲を演奏しました。平和は自分ができるところから心がけていけば連鎖的に広がっていくものだと、プライヴェートな理由ですが、これが最も大切なことで希望の理由に、そう言えることが素晴らしい行為ではないでしょうか。

Cause & Effect [Analog]

ボーカロイドで音楽をクリエイトできる現代。YouTube からスターが誕生する時代だ。カリアは子供の頃からトランペットという楽器に魅了されていた。マッサは、電子音楽と生身の楽器のコラボレーションを夢見ていた。カリアのエレクトロニクスはマッサのトランペットを再生し、組成物に即興の味わいをコラボレーションした。その自然の複雑さに聴いていて堪らなくなる。

秘蔵盤 クナッパーツブッシュの「ウィーンの休日」

通販レコード。180グラム重量盤。20世紀のシュトラウス演奏の規範とは評価出来ないアルバム。曲想の変化に伴ってテンポは弛緩し、予期せぬアクセント、隠されている対旋律が浮かび勃ち聴き手の心をくすぐります。スタイルを超越した灰汁の強い崩しは病み付きになるのだろう。わがままが傑出した時代を超えた怪演として聴き継がれるだろう。

フルート・アンサンブルの名曲《葦笛の踊り》〜甘いアーモンドの精が吹くおもちゃの笛

ゲストに小池郁江さんを迎えてのフルートが魅力的な選曲が次々。フルートの曲から出題されるかしら。そう思いながら聞いていた。そのきらクラDON。答えはチャイコフスキーの《くるみ割り人形》から《葦笛の踊り》。同組曲中の《中国の踊り》、《金平糖の踊り》と似ていますね。フルーティストたちを魅惑する短くて愛らしい名曲ですね。

ナチュラル・トランペット作品集 – Vivarte シリーズのなかでも目立たないけど忘れがたくなる一枚になるだろう

これは非常に素敵なアルバムだった。旅先に連れ出すのが良いだろう。ロマンティックな男女の旅の演出では無しに、気分転換のリフレッシュが出来る。ドライブや通勤途中の渋滞に聴くにも向いているだろう。ただ聞き入って青信号になって出遅れないで欲しい。愛聴盤になった。
使用しているトランペットは『ナチュラルトランペット』という、現代のピストン式トランペットではない。トランペットというと、どちらかというと華やかさと喧しさがイメージされ、素人にはそんなに微妙な楽器とは思えない。しかし、このバロック音楽をナチュラルトランペットで演奏した録音は、密やかな息使いや細やかな情感まで感じられ、今までのトランペットのイメージが変わった。無論、ナチュラルトランペットの扱いにくさから来る演奏の傷はあるが、『そういうもんだ』と感じられ、全く気にならなかった。

見覚えの服を着ている 案山子かな

岩崎宏美さんの新曲、中村中さん作詞作曲「時の針」が発売。空にはきれいな月。秋の日のトンボが飛び交うのを眺めながら毎年聴くレコードがあります。聖母たちのララバイの大ヒットで目の回るように録画しまくった頃の前にリリースされた、アルバム『愛唱歌集』。セルフ・カバーというか、若い時の声とデュエットした続編を聴いてみたいなぁ。本文ページヘ «見覚えの服を着ている 案山子かな»

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Music by Franz Waxman

ワックスマンの音楽は音楽の内容と映画上の物語を繋ぐことに焦点を置いている。アメリカのスタイルに馴染もうと一生懸命なイメージが、映画『裏窓』に登場するピアニストに重なるのはわたしだけでしょうか。レベッカの音楽でも感じられることですがワックスマンの音楽は、共通する思いはあってもバーナードハーマンとは対照的です。

朝顔の朝、終わりしは何時よりか

ヤッシャ・ハイフェッツのためにビゼーのオペラをヴァイオリン・ソロとオーケストラのための「カルメン幻想曲」に編曲。名作オペラの名旋律を散りばめたポプリに興味を感じさせてくれた出会いでした。しかし馴染まない力強いオリジナリティを感じます。ソロヴァイオリンを主人公に様々な苦難を乗り切っていくストレートな感情が伝わってくる。本文ページヘ «朝顔の朝、終わりしは何時よりか»

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『ヒマラヤを越えて』冒険の本も面白いけど、やはりファッション雑誌が楽しい。

クラシック映画『裏窓』。おなじみヒッチコックの登場シーンは…ピアノを弾いている作曲家の横で時計のネジを巻いている。ラストのドーナツ盤の歌がアパートのコミュニティを得た住人の心情にシンクロする。音楽映画ではないけれども音楽が生きている。グレース・ケリーのファッションも素敵だし。戦争の傷口を癒しながら冒険に誰もが乗り出した時代。ピアノと時計のネジを巻くという行為がシンボリックです。本文ページヘ «『ヒマラヤを越えて』冒険の本も面白いけど、やはりファッション雑誌が楽しい。»

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【34-707】英 DECCA LXT6358 バックハウス ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9,11,20番

通販レコード。オレンジ色銀文字ラベル。150グラム重量盤で再生音は安定しています。バックハウスの美しいピアノの音色が力強く、聴きやすい。ベートーヴェン演奏の規範と評価されるアルバム。それは決して「教科書的」であると言うのではありません。

太陽を指差す如し唐辛子 逆さになりて赤さ増し来る

太陽を指差す如し唐辛子 逆さになりて赤さ増し来る
夏のオリンピックが東京で開催されるのが決まった。今までの『東京オリンピック』は前の『東京オリンピック』って言うの?2020年のは、ネオ東京オリンピックと言ったらいいんじゃないの?と話題のまくらに。新しいもので忘れ去られていくことも、喜ばしいとは思いつつ。一抹の感傷も深まる。本文ページヘ «太陽を指差す如し唐辛子 逆さになりて赤さ増し来る»

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【34-12352】米 WESTMINSTER GOLD WGSO8176 スワロフスキー指揮 、大交響楽団 ワーグナー:ワルキューレ

通販レコード。カーキ色黒文字ラベル。ボックス美品。ワーグナー録音史上に名高いスワロフスキーの『指環』ワーグナーファンにはおなじみ。カラヤンとの競演をしたクニプロヴァーのブリュンヒルデが一番聴かせる。室内楽のウェストミンスター。声楽、オペラはユニーク。斬新な演出の起爆剤にもなっているだろうほどに、センセーショナルだった。